日塗検のご紹介-理事長挨拶-
ご挨拶
一般財団法人 日本塗料検査協会 理事長 宮川豊章
京都大学 特任教授
一般財団法人日本塗料検査協会は、わが国で唯一の塗料検査に関する第三者機関です。その使命には極めて重いものがあります。従来の仕様規定から性能規定へ移行する中で、協会の役割はますます重要性が高まっています。塗料性能を確認することが種々の計画・設計・施工(工事)・維持管理行為の基本となるからで、確認するためには本来第三者機関での検査が必須と言えます。ここに日本塗料検査協会の社会的な役割の重要性があります。
市民社会を豊かなものにする種々の機器・施設には塗料が多種多様に用いられています。自動車、船舶、家屋、橋など様々です。例えば、建築・土木構造物を代表とする市民社会を形作る構造物には鋼構造物を初めとして塗料は必須の材料です。コンクリート構造物にあっても、種々の形、新設あるいは既設を問わず塗料が用いられつつあります。コンクリートは本来、丈夫で美しく長持ちする材料です。しかし、いくらコンクリートといえど、その性能には限界があります。そのような場合、塗料を用いることによって、構造系としてさらに新たな性能の展開を期待できます。一般財団法人日本塗料検査協会は、市民社会に豊かなシナリオを提供するために、常に新たな展開を意図しています。
日本塗料検査協会は市民社会を支えます。皆様のご協力よろしくお願い申し上げます。