耐中性塩水噴霧性
参考資料 JIS K 5600-7-1
塗装が施された材料・部品等に対し、塩水噴霧の作用に対する抵抗性として、塗料又は塗装系の品質チェックに用いられる。
試験規格
JIS K 5600-7-1:1999 塗料一般試験方法
-第7部:塗膜の長期耐久性-第1節:耐中性塩水噴霧性
試験内容
- 塗膜に、単一刃切込み工具を用い、素地に達するスクラッチを付ける(規定がある場合)。
- 試験片を垂直から20±5°の角度で上向けに立てかけ試験槽内に置き、試験槽を閉じて5w/v%塩化ナトリウム溶液をアトマイザー(噴霧ノズル)から霧状にして噴霧する。
- 規定の試験期間の終了後、装置から試験板を取り出し、浄水で塩化ナトリウム溶液の残渣 を洗い流す。
- 直ちに試験面の劣化(一般部のさび、膨れ、スクラッチ部からの腐食による変形など)を目視により観察する(写真-1参照)。
試験条件
- ①試験槽内温度
- 35±2°C
- ②塩化ナトリウム濃度
- 50±10g/L
- ③溶液のpH
- 6.5~7.2
- ④噴霧量
- 水平捕集面積80cm2 に対して溶液捕集の平均速度1~2mL/h
使用機器
塩水噴霧試験機
塩水噴霧 | 50g/L塩化ナトリウム水溶液 |
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試験温度 | 35±1°C |
噴霧量 | 水平捕集面積80cm2に対し1~2mL/h |
耐荷重 | 40kg |
試験槽内寸 | 幅900 mm × 奥行600 mm × 深さ400 mm |
〔例〕塩水噴霧試験機STP-90V-4 (スガ試験機㈱)